みなさん、こんにちは!
心理カウンセラーの
「らいおんハートおじさん」です。
「ガスの元栓、ちゃんと閉めたかな…?」
そう思って確認に戻ること、ありますよね。
でも、それが何度も何度も気になって、戻らずにいられない…。
あるいは、手を洗っても洗っても「まだ汚れてる気がする」って感じる。
そんなふうに、不安な気持ちを打ち消すために何かを“繰り返さずにいられない”としたら──
それは「強迫性障害(OCD)」かもしれません。
😰 それって私のことかも?あるある症状
強迫性障害の人がよく抱えるのは、こんな悩みです。
- 手洗いや掃除がやめられない
- 戸締まり・鍵・火の元を何度も確認してしまう
- 「〇回やらないと不安になる」というこだわりがある
- 不潔なものや病気への過度な恐怖がある
- 「自分が加害者になるのでは?」という不安に苦しむ
- 頭の中に浮かぶ嫌なイメージを打ち消そうとしてしまう
自分でも「やりすぎかも」と感じているのにやめられず、心も体もぐったり…。
そんなふうに悩んでいる方は、少なくありません。
🧠 強迫性障害ってどんなもの?
強迫性障害とは、**「不安な考え(強迫観念)」と、それを打ち消すための「行動(強迫行為)」**が繰り返される状態です。
例えば、
「ドアの鍵を閉め忘れたかも」という不安(観念)が浮かび、
→ 実際に何度も鍵を確認する(行為)
この行動をすることで一時的に安心するものの、しばらくするとまた不安がぶり返し、同じことを繰り返してしまう──。
まるで“終わらない不安のループ”にハマったような感覚です。
🔍 原因はなに?
原因は1つではありませんが、いくつかの背景が重なっていることが多いです。
- 真面目で几帳面な性格
- 子どもの頃から「失敗してはいけない」と思わされる環境
- 不安やストレスが強い状況に長く置かれていた
- 脳内の神経伝達のバランスが崩れているケースも
「自分が弱いから」「性格が悪いから」ではなく、心と脳の働きによって起こる症状なんです。
🧰 どうやって対処すればいいの?
まずは、「不安を感じるのは当たり前」と受け入れること。
不安をゼロにしようとせず、「不安と一緒にいても大丈夫」と思えるようになるのがポイントです。
✅ 少しずつ“やらない練習”をしてみる
たとえば、ドアの確認を1回だけにしてみる。
最初は落ち着かないけれど、少しずつ慣れていきます。
✅ 不安が強いときは「呼吸」で落ち着く
4秒吸って、6秒吐く。
「今、自分は安全だ」と身体に教えてあげましょう。
✅ 行動記録をつけてみる
「不安がわいたときに何をしたか」を書くことで、
自分のパターンに気づきやすくなります。
🛋️ カウンセリングを受けてみませんか?
強迫性障害は、適切なサポートがあれば乗り越えられる症状です。
ひとりで抱えていると、「もう一生治らないのかも」と感じてしまうこともあります。
でも実際には、認知行動療法やカウンセリングによって改善した方はたくさんいます。
カウンセリングでは、
「どういう不安が出やすいのか」
「なぜそれを繰り返すのか」
を一緒に整理しながら、少しずつ“自由な日常”を取り戻していきます。
🌱 最後に:らいおんハートおじさんから
強迫性障害は、あなたががんばって心を守ろうとしてきた証。
でも今は、そのがんばりが少し苦しくなっているのかもしれません。
もし「そろそろ、変わりたい」と思ったら──
ひとりでがんばらなくていいんだよ。
あなたの味方は、ちゃんとここにいます。
一人で悩まずに、
いつでも声をかけてくださいね。
もし一人で進むのが難しいと感じたら、
らいおんハートおじさんの
「こころの相談室」にぜひお越しください。
あなたに合ったサポートを、一緒に見つけていきましょう。

あなたとお話しできる日を心待ちにしています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。