らいおんハートおじさんが教える、あなたの「考え方のクセ」        part5:「レッテル貼り」と「個人化」

こんにちは、みなさん!

心理カウンセラーの「らいおんハートおじさん」です。

今回は、あなたに「レッテル貼り」「個人化」という考え方について

お話させていただきます。

レッテル貼り

「レッテル貼り」とは、単一の行動や特性に基づいて、

自分や他人をネガティブなラベルで定義してしまうことです。

例えば、一度失敗したときに「ダメな人間だ」と自分を責めたり、

他人を「怠け者」「嘘つき」とレッテルを貼ってしまうことがあります。

これによって、その人の全体像を歪めてしまう可能性があります。

事例:
友達が一度約束を守らなかったときに、「あの子は信用できない人だ」

というように全体像を決めつけてしまうことがあります。

しかし、その友達には他にもたくさんの良い特性や行動がある可能性があります。

対処法:
具体的な行動を見る 一度の行動や特性だけでなく、その人の全体像を見ることが重要です。

他の良い面や背景を考慮することで、全体像を正確に把握することができます。

寛容な態度を持つ 自分や他人に対して、一度の失敗や行動に囚われず、

寛容な態度を持つことが大切です。

人は誰でも失敗や間違いをするものです。

個人化

「個人化」とは、他人の行動や出来事の責任を自分自身に過度に帰することです。

例えば、他人の悪い行動や失敗を自分のせいだと感じてしまったり、

他人の感情の責任を自分が引き受けてしまうことがあります。

これによって、自己評価が低下し、ストレスや不安が増大する可能性があります。

事例:

家族が喧嘩をしているときに、「私が原因だ」

「私がもっと何かをすればよかったのかもしれない」

自分を責めてしまうことがあります。

しかし、家族の喧嘩はそれぞれの関係や状況によるものであり、

全てが自分の責任ではありません。

対処法:

客観的な視点を持つ 他人の行動や出来事の責任を客観的に見ることが大切です。

自分が本当に責任を負うべき場面かどうかを冷静に判断しましょう。

責任を分ける 自分の責任範囲と他人の責任範囲を明確に分けることが重要です。

他人には他人の責任があり、自分には自分の責任があります。

まとめ

レッテル貼りと個人化は、

私たちの人間関係や自己評価に深刻な影響を与える認知の歪みです。

これらに気づいたときは、一度立ち止まって自分の思考を振り返り、

客観的な視点から見直すことが大切です。

他人との関係を良好に保ち、自己評価を正確に保つために、

寛容さと客観性を大切にしていきましょう。