らいおんハートおじさんが教える、あなたの「考え方のクセ」       part3:「結論の飛躍」と「拡大解釈と過小評価」

こんにちは、みなさん!

心理カウンセラーの「らいおんハートおじさん」です。

今回は、あなたに「結論の飛躍」「拡大解釈と過小評価」

という考え方について、話そうと思います。

結論の飛躍

「結論の飛躍」とは、少ない証拠や根拠で急いで結論を出すことです。

例えば、友達が数回返事をしなかったからといって、「あの子は私を嫌っているんだ」と思ってしまうことがあります。

実は、その友達はただ忙しかったり、他に気がかりなことがあったりするかもしれません。

しかし、私たちは急いでネガティブな結論を引き出してしまうことがあります。

事例:

中学生のとき、テストで少し低い点数を取ったときに、

「もう勉強ができないんだ」「ダメな生徒だ」と思ってしまうことがあります。

実際には、1回のテストの結果だけで自分の全てが決まるわけではありません。

対処法:

1. 証拠を集める 急いで結論を出す前に、他の可能性や証拠を考えてみましょう。

友達の行動の背景や自分の実際の能力を客観的に見ることが大切です。

2. 客観的に考える 自分の感情を一旦置いておいて、客観的に状況を見つめ直しましょう。

他の説明が考えられないかを考えてみることも重要です。

拡大解釈と過小評価

「拡大解釈と過小評価」は、物事の重要性や影響を過大評価したり、過小評価したりすることです。

例えば、テストで高い点数を取ったときに、「すごく才能があるんだ!」と

自分を過大評価してしまうことがあります。

逆に、低い点数を取ったときには、「全然ダメだ」「何もできない」と

自分を過小評価してしまうこともあります。

事例:

部活動で大会に出場し、優勝したときに、自分の貢献を縮小してしまうことがあります。

「たまたま運が良かったんだ」と思ってしまうことがありますが、

実際には自分の努力や技術があったからこその結果です。

対処法:

1. 客観的に見る 自分の成功や失敗を客観的に評価するために、

他の人の意見を聞いてみることが大切です。

他人のフィードバックや視点を取り入れることで、客観的な評価ができる場合があります。

2. バランスを保つ 成功や失敗を過大評価したり、過小評価しないように努めましょう。

成功した場合でも、自分の努力や取り組みを認め、失敗した場合でも、

学びとして受け入れることが大切です。

まとめ

「考え方のクセ」は、私たちの思考や感情に影響を与え、生活の質や人間関係にも影響します。

「結論の飛躍」「拡大解釈・過小評価」に気づいたら、一度立ち止まって自分の考え方を見直してみることが大切です。

客観的に見ることで、より健康的な判断ができるようになります。

皆さんも自分の思考を振り返ってみて、「考え方のクセ」を修正することで、

よりポジティブな心の持ち主になれるはずです。